江良氏居館跡
印刷用ページを表示する更新日:2021年1月13日更新
所在地
山口県周南市鹿野上
(都濃郡鹿野町鹿野上字市頭)
時代
室町時代
現状
寺院境内・役場敷地・山林
範 囲
東西65m、南北65m
種別
中世屋敷遺跡
形態
方形屋敷(土塁:築地)
特徴遺構及び遺物
現在の龍雲寺境内は、かっての江良氏の屋敷跡である。
境内の北側(約64m) と南側(約45m)に土塁の一部が残っている。
屋敷の規模は土塁内敷地部分36間 X36間の広さがあった。
西側土塁には空堀があったと考えられる。現在屋敷地の西半分は後世削り取られて土塁築地)は消滅している。
おそらく当時は高さ3~ 5m程度の土塁が四方を取り囲み、3方に虎ロ(出入口)を設けていたと考えられる。
土塁上には木柵が設けられ、隅部土塁上にも櫓も備えられていたであろうか。また屋敷の隣接する高台は一族、重臣の屋敷跡があったであろう。
境内には井戸(野面積み)が一基(近世か)、本堂裏手には五輪塔もみられる。
※本ページに使用した地形図(江良氏居館跡推定復元図)は『鹿野町の歴史~鹿野町遺跡詳細分布調査の結果から~(著:鹿野町教育委員会)』作成時、昭62中福第200号で承認を受けた、建設省(現在の国土交通省)国土地理院発行の25,000分の1地形図を基に鹿野町教育委員会が作成したものである。
記載内容については鹿野町の遺跡~鹿野町遺跡詳細分布の結果から~ 著 鹿野町教育委員会より転載。旧鹿野町住所については現在の住所に修正したうえで、鹿野町の遺跡に記載のある住所も併記)。
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