職員紹介 vol.9―― 土木技術
※所属は掲載当時のものです。
まちをつくり、こどもたちの未来を守る
結婚を機に周南市に住むことになり、社会人経験者対象の枠で、周南市の採用試験を受験しました。以前は職場が遠方だったということもあり、子育てと仕事を両立させるのは非常に大きな負担を感じていましたが、周南市へ入庁してから、2人の子供が小学校へ通うようになると、朝「行ってきます」と、家を出発する姿を見送ることがどれだけ尊いことか、実感することが多くなりました。
自分達がこれから住み続けるまちで、自分達のまちをつくり、こどもたちの未来の財産を守っていくことは、土木職としての大きな使命だと考えています。
苦労した分、最大級の感動を
土木職では、自分の関わった仕事が形になって残り、時にはまちの風景を変えてしまうほどのスケールの大きな工事に関わることもあります。私は、現在中心市街地整備課で、徳山駅前広場の工事を担当しています。新しい駅ビルができて、駅前広場の整備が始まり、今、まさにまちの風景が変わっている途中です。
周南市で育った多くの子どもたちが、大きくなってもここで暮らしたいと思えるようなまちをつくり、多くの人の記憶に残る風景をつくる業務に携われることが、この職種のこの上ない大きな魅力です。
また、人々の毎日の暮らし、当たり前の日常を守ることが土木の重要な仕事でもあります。
道路や河川を安全に保ち、水道や電気などのライフラインを支え、あることが当たり前のインフラを守る重要な仕事です。
私は、入庁から5年間、徳山動物園のリニューアル工事を担当し、動物園の職員とどうしたら魅力的な動物園になるかを重点的に考え、施設の設計から共に取り組みました。
既存の施設の解体から始まり、敷地の造成、周辺道路・駐車場の整備、水道・電気等のインフラ整備、建物の建築、園路の建設、植樹、そして動物の搬入。一つの小さなまちをつくるような事業で、とても気の長い工程ですが、無事最初のエリアのリニューアルオープンを迎えた時、苦労した分感動も大きかったです。ヤギが初めて丸太橋を渡ってくれた時、動物園に来てくれた多くの子どもたちが喜ぶ顔を見た時、これらを思い出す瞬間が私の生涯の財産となっています。
女性/育児/ワークライフバランス
女性技術職員は徐々に増加傾向にあります。
子育て中の職員も多く、女性技術職ならではの悩みを共有しています。仕事だけでなく、子育てのことやプライベートな話題も相談できる、頼りになる人ばかりでとても心強いです。新庁舎が完成したら、多くの職員が同じ庁舎で働くようになり、これまで以上にコミュニケーションがとれるようになるのではないかと楽しみにしています。
入庁当初、下の子は1才で、保育園に入ったばかりでした。
熱を出しては呼び出されていましたが、周囲の方々の理解、協力のおかげで、そんな時にもすぐ迎えに行くことができました。急に休まなければならないときには、仕事を共有して、組織として進めてもらうことができました。
家と職場が近く、転勤がないというのは、仕事を続けていく上で、私にとっては、とても安心できる環境です。
2人の子供は現在小学生ですが、参観日やPTAの集まり、地域の行事にも都合をつけて参加しています。
皆さんへのメッセージ
土木の仕事で、「まちづくりができる」のが市役所の大きな魅力です。
地方分権の中で、人々の生活を守りながら、自分達のまちをどんなまちにするのか、それを考えていくのが市役所の仕事です。
市役所では、発注者として設計にも工事にも関わることができ、幅広い事業を経験することができます。一番近くで市民の声を聞き、このまちをくつくり、守り、次の世代へ引き継いでいく仕事に、共に取り組みましょう。
一日のスケジュール
8時30分 始業
メールチェック、書類の確認
10時 現場確認
・工事業者さんと施工に関する協議
・現場確認
11時 設計確認
設計会社と設計の詳細についてメールで確認
12時 昼休み
13時 関連工事との調整
15時 工事費の積算
17時15分 終業
子どもたちを児童クラブへ迎えに行き、帰宅