搭乗員の肉声を再生する装置を設置しました
印刷用ページを表示する更新日:2018年5月21日更新
昭和20年1月21日、金剛隊員の一人として伊48潜水艦でウルシー泊地に出撃し、戦死された塚本太郎少尉(21歳・予備学生出身)。その少尉が、生前、自らの思いをレコードに記録していた音源の再生装置を5月17日、記念館内に設置しました。
塚本少尉は慶応大学出身で、学徒出陣により海軍に入隊。そして昭和19年9月から大津島の回天基地にて訓練を行い、20年1月9日に出撃して行きました。
この音源は、家族にあてたおよそ2分30秒のもので、塚本少尉自らが記録したものです。
なお、回天隊員の中で、その肉声が残されているのは塚本少尉のみで、非常に貴重な資料です。
また本音源は、塚本少尉の弟さん、塚本悠策さんのご厚意により提供されたものを、回天記念館の開館50周年記念事業として再生装置に組み込み設置したものです。