回天運搬用トンネル
印刷用ページを表示する更新日:2024年5月16日更新
訓練基地までのトンネル
整備工場から「回天」の訓練基地まで通じるトンネルは、昭和15年以降に工事が開始されたと思われます。
その長さは247m、高さはおよそ4mあり、水抜き穴の残る側面や上部が、当時のままの状態で残っています。
「回天」の運搬に使われていたトロッコのレールがあった場所は、既にコンクリートで埋め戻されていますが、その跡ははっきり残っており、今でもレールの敷設位置を確認することができます。
複線化されているレール
トンネルの西側出口付近では、トロッコのレールは2本になります。
終戦時の資料には、北側のレール上には整備済みの「回天」が3基常設してあると記されています。
訓練基地の「回天」が機材のトラブルで稼働させることができなくなった場合に、このエリアにある稼働可能な「回天」と交換することにより、素早く訓練を再開できるようにと設けられたゾーンです。
パネル展示と音声ガイド
現在、トンネル内には当時の状況などを写したパネルを展示しています。
音声ガイドと共にご覧ください。