回天訓練基地関連施設
印刷用ページを表示する更新日:2025年3月31日更新
回天訓練基地跡
もともと魚雷の発射試験場だった施設が1944年以降、回天訓練基地として使用され始めました。
魚雷発射口とは逆の位置に設置してあったクレーンで「回天」を吊り上げてその横の海面に降ろし、基地の沖合いから熟練度により3コースを使って訓練が行われていました。
なお、この施設は平成18年11月に、全国で唯一残っている人間魚雷「回天」の訓練基地であり、戦争遺産として貴重であるということから土木学会推奨の土木遺産に認定されました。
回天運搬用トンネル
整備工場から「回天」の訓練基地まで通じるトンネルは、昭和15年以降に工事が開始されたと思われます。
その長さは247m、高さはおよそ4mあり、水抜き穴の残る側面や上部が、当時のままの状態で残っています。
「回天」の運搬に使われていたトロッコのレールがあった場所は、既にコンクリートで埋め戻されていますが、その跡ははっきり残っており、今でもレールの敷設位置を確認することができます。
パネル展示と音声ガイド
現在、トンネル内には当時の状況などを写したパネルを展示しています。
音声ガイドと共にご覧ください。
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