共に。カフェ 平成29年度実施状況(第6回てとてとて)
平成29年度第6回「共に。カフェ」の様子
活動紹介を聞いて
市長 皆さんに作っていただいたお菓子はとてもおいしいですね。
参加者A 今回のスノーボールクッキーは、毎年開催しているクリスマス会にも出しています。実は、とても簡単に作れるんです。
参加者B これを食べるとクリスマス気分を味わいながら会話が盛り上がります。
市長 せっかくこのような素敵なお菓子を作っておられるのですから、道の駅ソレーネ周南で販売しても良いんじゃないですか。周南地域地場産業振興センターには、新商品の開発支援もあるので活用することもできますよ。
毎月の講座には何人くらい参加されるのですか。
参加者B 毎月15組くらいです。でも、クリスマス会は人気があり30組くらいになります。今年から、市の子育て応援サイト「はぴはぐ」に登録し募集を始めたところ、問い合わせが多くなりました。
市長 それは良かった。「はぴはぐ」は、新しい仲間が増えるきっかけになりましたね。
毎月講座を実施すると年に12回も開催することになりますが、内容はどのように決めるのですか。
参加者C 4月に大体決めています。講師を呼ぶときは「ママにほっとしてもらえる」ということを大切にしています。また、これまでの講座に参加しているママの中には様々な資格を持っている方がおられ、そうした方に講師をお願いすることもあります。ママも講師をすることで、自分自身が輝くこともできています。
市長 皆さんが講師をすることもあるのですか。
参加者B Dさんはリトミックを教えておられます。
市長 どのような内容なのか、ぜひ、教えてください。
参加者D リトミックは音楽を使って体を動かすものです。ダンスはあらかじめ決まった動きを音楽に合わせますが、リトミックは、音楽を聴いた子ども達が自分の思うように体を動かし表現します。集中力が高まる効果や、人に考えを伝える力の向上が期待できます。
「てとてとて」継続の秘訣
参加者B 市長は子育て世代のママをどのように思われていますか。
市長 子育ては大変な時もあると思いますが、皆さん活き活きしておられると思いました。「てとてとて」の活動ブログを見させていただき、とても素晴らしい活動をされていると思います。子育て支援と聞いて私がイメージするのは、ご自身の子育てをひと段落された方が支援者として活動されるものです。「てとてとて」のように正に子育て真っ最中のママさんが、他のお母さんのためにと考えておられることが素晴らしい。しかも毎月活動しておられる。
活動を続けられる秘訣はあるのですか。
参加者B 本当に続けられるかな、子どもが熱を出したらどうしようかなど、最初は不安でした。でも、ある方から「今だからこそ、共感できることがあるよ」という言葉をもらったのがきっかけとなりました。準備する間は子どもがかわいそうかなという思いもありましたが、私たちの姿を見たり、一緒に参加することによって、人前でも動じない子に育ってくれたと思います。私たちが輝く姿を見せることも良かったのかなと思っています。大変な時もあるけど、私たち自身が元気をもらうこともあるんです。
市長 そうですよね。人のためにという想いで活動していると、結果として自分に良いことが返ってくるってことはありますよね。
参加者B 素晴らしい方達に巡り合えたと思います。
市長 ご自身が子育てをしながら「てとてとて」の活動を続けるのは大変ではないですか。
参加者B スタッフ同士でカバーし合うことを大切にし、やれる人がやれることをしています。
市長 確かに、無理をしないことは大切ですね。
参加者A ごめんねと思う気持ちもありますが、お互いに分かり合えているので、甘えられます。
参加者C 私は後から「てとてとて」のスタッフに加わりましたが、その時に「自分の家を優先してね」と話してくれたのがとても心強かったです。
同じ立場だからこそ理解できる
市長 私が子育てをしていたとき、わからないなりに色んなことに挑戦してみました。子育て中の悩みは、子育てをしている人同士だからこそ分かり合える時がありますよね。
参加者E 私は自分から人に話していけますが、「てとてとて」の講座に来られた方の中には、子育てのことで人に話せずに悩んでいる方もいます。そんな方の役に立てると思うと嬉しいです。
市長 聞いてもらえるだけでも違うときはありますよね。昔だったら、大家族の中でおじいちゃんやおばあちゃんがそんな役目をしてくれたり、ご近所さんとの人間関係も今より近かったように思います。今は一人で抱え込んでしまう危険性があり、そうした方を市としてもサポートしてあげたいと考えて、子育て世代包括支援センター「はぴはぐ」を開設しました。
参加者B 周南市には子育て支援センターがいくつかありますが、私たちが大事だと思っているのは「そこでママがほっとできること」です。
参加者C 子育て支援センターは、おもちゃは充実し、外でも中でも遊ぶことができ、お昼ご飯を食べられるところもあるので、一日中過ごせる場所です。子どもは遊べて楽しいけど、ママの中には人と話すことが苦手な人もいて、逆にさみしい気持ちになってしまうこともあると思います。
もう少しママがほっとできる場所であっても良いと思います。そこで笑顔になれるとまた行こうという気持ちになれるし、何よりママが元気だと子どもも元気になれます。
市長 皆さんが正に子育て真っ最中だから、そのような気持ちも理解してあげられるわけですね。
参加者B 行ったことがない場所に行くことや人に話しかけることは、すごく勇気がいります。私達は「てとてとて」の講座に来られた方には「よく来てくれましたね」という言葉かけを大切にしています。
市長 声をかけられるとほっとしますよね。グループの方から寄り添う気持ちが大切ってことですね。
皆さん (うなずく)
情報の収集方法
市長 子育て情報はどのように取得されていますか。
参加者B 私は時間がないので、市広報を飛ばし読みしたり無料情報誌を読んだりしています。ホームページをゆっくり見たりしていません。
参加者C 私は公民館で得られる情報を気にかけています。
市長 現在はスマートフォンがかなり普及しているので、市広報はあまり見られないのかと思っていました。参考になります。
雨の日に子どもを連れて行ける場所
市長 よく雨の日に子どもと遊ぶ場所がないとよく聞きますが、市の施設にも子どもと一緒に過ごせる場所はあるんですよ。動物園の「るんちゃ♪るんちゃ」や先日オープンした自然学習館と野鳥観察所など。来年の2月にオープンする徳山駅前賑わい交流施設の中にある図書館にはキッズコーナーもあります。
参加者B 新しく図書館ができることは知っていましたが、駅にできても行かないかなと思っていました。
市長 ぜひバスを利用してください。
参加者E 子どもを連れて行ってもいい場所ですか。
市長 もちろんです!今はあちこちマルシェのようなイベントもやっていますし、とても楽しめると思いますよ。今後は、賑わい交流施設だけでなく商店街へ人の流れを作り出すことが重要ですね。
ファミリーサポート
参加者E ぞうさんの家に行くと、ファミリーサポートの預かってくれる「提供会員」に会えるような仕組みがあると良いと思います。現在は、最初に面談しそれっきりになってしまうので、いざ預かってほしい時に躊躇してしまいます。
市長 子育て応援ミーティングでも同様の意見を頂きましたので、私は年に何回か皆さんが会えるような機会を設定してはどうかと指示しました。
参加者C 確かに以前より機会は増えたと思いますが、もっとファミサポが身近になると良いと思います。
市長 ご近所に提供会員がいるといいですね。こども110番のようにわかるといいですね。
参加者B 「あ、あそこの家は提供会員さんなんだ」ってわかっていいですね。
市長 ファミサポにも様々な条件があるので、課題をクリアしないといけませんね。また、コミュニティでも、そのような活動があると良いかもしれないですね。
参加者A 確かに公民館で見てくれると安心かもしれないですね。
参加者C ぞうさんの家等で保護者の代わりに見てもらうのも良いかもしれないですね。
市長 皆さんのお話はとても参考になりました。
参加者B 色々お話しさせていただきましたが、周南市は子育てしやすいまちだと思っています。
市長 とても嬉しいです。これからも「子育てするなら周南市」と言われるまちを目指して頑張ります。