ジュニアリーダーズクラブと「共に。カフェ」を開催しました
平成30年度第5回「共に。カフェ」の様子
ジュニアリーダーズクラブについて
市長 皆さんがジュニアリーダーズクラブに加入したきっかけは何ですか?
参加者A 私は、小学6年生の時に「わんぱく船」に参加して、ジュニアリーダーズクラブを知りました。その時のお兄さん姉さん達の姿に憧れて加入しました。
市長 ジュニアリーダーズクラブで活動していて、地区によって小学生の様子に違いを感じたことはありますか?
参加者B 地区によって、活発だったり、おとなしかったり、雰囲気は全く違います。また、前年までとても活発だった地区が、次の年から普通になっていることもあります。
市長 子ども達の様子に応じて、指導方法も変わりますよね。学校の先生の大変さが、良く分かるのではないでしょうか。
「わんぱく船」について
市長 「わんぱく船」の参加者の対象は?
参加者C 小学4年生から6年生までです。
市長 「わんぱく船」の案内は、どのようにされていますか?
参加者C 地域に対しては、自治会の回覧板で周知しています。
参加者A 各小学校にも、案内文書を配布していただくようお願いしています。
市長 参加した小学生の「口コミ」も効果があると思います。
行き先によっても応募の反応は違いますか?
参加者C 歴史的な施設への訪問など、テーマが難しいと集まりが悪いです。
参加者A 移動時間が長いコースも、敬遠されがちです。
市長 参加者のニーズを取り入れることも、継続的な事業実施には大切なことですね。
小学生とのコミュニケーションについて
市長 レクリエーションなどで小学生と接する際に、気を付けていることはありますか?
参加者A 騒いでいる男の子を静かにさせる時に、近くに同年代の女の子がいると全く私達の言うことを聞いてくれないので、その男の子の隣に私達が付いて落ち着くのを待ちます。
市長 イベント時での、小学生とジュニアリーダーズの人数の割合は?
参加者A 部活などがありますので、その日によってジュニアリーダー参加人数も違ってきます。
市長 イベント時では、小学生はどのように過ごしているのですか?スマートフォンを使って1人で遊んでいる参加者はいますか?
参加者A イベント時は、スマートフォンやポータブルゲーム機の使用は禁止しています。
市長 それなら1人で孤立することなく、みんなで楽しめて良いですね。レクリエーションで、人気のある遊びは何ですか?
参加者B 「太郎さんと次郎さん」です。
市長 それは、どんな遊びですか?
参加者B それでは、市長さん、今から一緒にやってみましょう!
~全員で「太郎さんと次郎さん」を実演~
市長 楽しいですけど、運動量がありますね。(息を切らせた状況で回答。)
参加者B 「猛獣狩り」も人気がありますよ。
市長 次回、教えてください。(笑いながら回答する。)
将来の夢
市長 皆さんの将来の夢を教えてください。
参加者A 私は、人を支えて笑顔にする仕事に就きたいと考えていますが、具体的な職種については現在迷っています。
市長 先日、お笑い芸人の「いかちゃん」とお話をする機会がありました。その時に、芸能の道に進む前は別の学校に通っていたけれど、夢を捨てきれず、お笑いの学校に入り直したとおっしゃっていました。笑顔は周りの人を幸せにします。将来の夢をじっくりと考えてください。
参加者B 私は福祉関係の道に進みたいと考えていましたが、高校のカリキュラムにある介護施設での実習で、私の体力や身長では介護度の高い利用者さんへの介護が難しいと感じたので、現在は、子どもの福祉に関心を持ち始めています。
市長 本市にも、大学や専門学校で医療や介護を学ぶことができます。大いに学んでください。
参加者D 私は高校を卒業した後は就職しようと考えていますが、業種や職種はこれから考えていこうと思っています。
市長 Dさんの高校では、近くの小中学校に行って「出前授業」をされていますよね。ジュニアリーダーズクラブの活動や学校での体験を通じて、様々な人とふれあい、多くのことを吸収してください。
参加者C 私は、英語を使う職業に就きたいので、高校は英語を集中的に学べる学校に進学しました。そこでは、1日の授業の全てが英語の科目といった日があるくらい、たっぷりと英語を学んでいます。将来は、留学生の相談に乗る「留学カウンセラー」になりたいと思っています。私も約1ヶ月間の短期留学をした時にはツアーコンダクターの存在が心強かったので、留学生の不安を取り除き、精神的な支えになりたいです。
市長 ジュニアリーダーズクラブで小学生たちの相談に乗るなどのサポートをしている経験が生かせますね。
参加者E 私が将来就きたい職業は、看護師です。特に、心のケアについて関心があるので、精神科や子ども達と接する機会の多い小児科で働きたいと思っています。
市長 本市にもたくさんの医療機関がありますので、是非地元で働いてください。
参加者F 私は、保育士になりたいと考えています。しかし、中学校の授業で保育園の職業体験をしたときに、大変な仕事だと実感しました。
市長 どんな仕事でも、大変な面はいくつもあります。ただし、それ以上に楽しい面もたくさんあります。そして何より、どのような仕事でも、必ず人の役立ち、助けになります。いろいろなことを経験して、将来の仕事を選んでください。
こんなまちになってほしい
市長 皆さんが、まちに期待していることを教えてください。
参加者A 私は、小学生が遊べる、ちょっとした空間や空き地があったら良いと思っています。一般的に、小学生は元気に外で遊ぶことを奨励されますが、そのちょっとした遊び場が身近には少ないと感じています。
市長 子どもの声が響くまちは活気があります。社会全体が子どもの遊ぶ姿を寛容に見守る気運を高めることが大切ですよね。
参加者B ボール遊びができる公園があるとうれしいです。学校のグランウンドはスポーツ少年団が練習で使っていたりして、自由に使うことができません。
市長 公園の広さや利用形態を考慮していますので、それぞれの公園毎に禁止されているものが違います。地域にある他の公園やグラウンドとバランスをとりながら、地域として利用しやすい方策を話し合っていきましょう。
参加者F 家の近くの公園は、遊具の老朽化が進んでいます。安心して遊べる公園が増えたら良いと思います。
市長 本市では、計画的に公園の遊具をリニューアルしています。危険度が高いものを発見した時は、すぐに連絡してください。ただ、公園によっては利用者がいなくなった遊具を撤去してほしいとの声もあります。今後も遊具の在り方や適性配置もしっかりと考えながら、地域の方が利用しやすい、安全な公園として管理していきます。
参加者C 私は、気軽に座ることができる場所がもっと増えると良いと思います。友達と遊ぶ時に、おしゃべりをしたり、買い物の途中で休むことができる場所が少ないと感じています。
市長 徳山駅前図書館も座っておしゃべりができますが、いかがでしたか?
参加者C 館内のルールが少しずつ変わっていき、使い方に慣れるまでもう少し時間がかかりそうです。
市長 みんなで気持ちの良い空間をつくる人達が集うまちにしていきたいですね。
参加者D 通学中に、国道などの大通りと脇道の交差点で危険だと思う箇所があります。そういった箇所には、ミラーを設置した方が良いと思います。
市長 本市の小中学校では、学校や地域、市役所などが一緒になって、通学路の安全点検を行っています。危険箇所はすぐに施設の管理者に安全対策をお願いしていますが、みんなで危険情報を共有して、徐行や一旦停止など交通安全に心掛けることも大切ですよね。
また、陥没や倒木など道路の異常を発見された場合は、スマートフォンで撮影して、「しゅうなん通報アプリ」で現場の位置と状況を連絡してください。
参加者E 小学生が合宿できる施設があれば良いと思います。子ども会やスポーツ少年団など、利用したい団体は多いと思います。
市長 「光青年の家」が廃止されるなど、近隣でも合宿できる施設が減っていますよね。ただ、本市には、宿泊可能な施設として、「大津島海の郷」や「鶴いこいの里交流センター」などがありますので、是非利用してください。また、「大田原自然の家」は、事業継続に向けて移転場所の検討をしています。皆さんに続く世代にも、安心・安全に利用できる施設をしっかり引き継いでいきます。
おわりに
市長 今後も、若者も高齢者も居心地の良いまち、また、働く場として選ばれるまちにするため、「共に。」の想いで様々な事業に取り組みます。皆さんには、ジュニアリーダーズクラブでの経験を生かし、将来は本市のため、社会のために活躍されていることを願っています。本日はありがとうございました。