川崎観音堂本堂・山門・門柱が国の登録有形文化財(建造物)に登録されました
印刷用ページを表示する更新日:2022年3月11日更新
「川崎観音堂本堂」「川崎観音堂山門」「川崎観音堂門柱」の3件が、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として、令和4年2月17日、国の登録有形文化財(建造物)に登録されました。
川崎観音堂は、元和6年(1620)に開山した曹洞宗万福寺の観音堂で、大内弘世が定めた周防国三十三観音霊場の第十八番札所として、本尊は平景清の護持仏であった十一面観音菩薩と伝えられています。
本堂は、三間四面で正面に向拝が付き、隅扇垂木や桟唐戸など、禅宗様の特色を表し、海老虹梁をはじめ各所に丁寧な装飾を施しています。
山門は、初層が石造、上層が木造の2階建てで、上層は、全面に高欄が付き花頭窓を配しています。
門柱は、御影石の造り出しで繰形を施しています。
近隣住民だけでなく、宗派に関係なく多くの参拝客が訪れ親しまれている川崎観音堂は、地域景観の形成に寄与しています。
川崎観音堂本堂
川崎観音堂山門
川崎観音堂門柱