【消費生活の知恵】そのメール、フィッシング詐欺ではないですか?
そのメール、フィッシング詐欺ではないですか?
フィッシング詐欺とは、実在のサービスや企業を騙り、偽のメールやSMS(携帯電話のショートメッセージ)で本物そっくりの偽サイトに誘導し、IDやパスワード、カード番号などの個人情報を盗む手口の詐欺のことです。情報を盗まれるとアカウントを乗っ取られて正規の銀行口座からの不正送金やクレジットカードの不正利用をされてしまいます。被害に気付いた時は、速やかに利用中の銀行やクレジットカード会社の窓口に連絡してください。
相談事例
クレジットカード会社を名乗るメールが届き、「あなたのクレジットカードが不正に利用されている。取引確認をしてください」と書いてあった。契約先のクレジットカード会社から届いたメールだと信じてしまい、画面に表示された不正利用確認フォームにアクセスし、クレジットカード番号やメールアドレス、住所、電話番号、名前を入力し送信した。
その後、クレジットカード会社からSMSが届き、約40万円の売り上げが上がっており、不正利用と思われるので確認してくださいという内容が記載されていた。ここで、最初のメールがクレジットカード会社を騙る詐欺メールであったことに気が付いた。すぐにクレジットカードを止め、カード番号の再発行の手続きをした。
被害に遭わないために
・日頃利用している事業者や公的機関などからのSMSやメールを見るときでも、まずはフィッシング詐欺を疑い、記載されているリンクにはアクセスしない。
・事業者等に確認する場合は、正規のサイトや正規のアプリからアクセスする。
・もしメールのリンク先にアクセスしても、クレジットカード番号等の重要な個人情報を安易に入力しない。
・不審なメールを受信した場合には「開かず削除する」「返信しない」「URLをクリック(タップ)しない」
関連サイト
独立行政法人 国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20241119_2.html<外部リンク>
不安に思ったとき、困ったときには、早急に相談しましょう。
市消費生活センター TEL:0834-22-8321
消費者ホットライン TEL:188 (いやや)