始めましょう!デジタル終活!!
始めましょう!デジタル終活!!
スマホの中の”見えない契約”で残された家族が困らないために、今から「デジタル終活」を考えておきましょう。
事例1
亡くなった兄が生前利用していたネット銀行の口座を確認するため、携帯電話会社の店舗にスマホの画面ロック解除を依頼した。「初期化はできるが、画面ロックの解除はできない」と言われた。これではデジタル遺品の確認ができない。
事例2
夫が亡くなり携帯電話を解約した。最近、夫が契約していたスマホのセキュリティのサブスク契約※が残っていることが分かり、事業者に問い合わせると「すぐに解約するにはIDとパスワードが必要だ。それが分からなければすぐには解約できない」と言われた。
※サブスクリプションとは、定められた料金を定期的に支払うことで、一定期間、商品やサービスを利用できるサービスを指す。
アドバイス
・スマホ等のID・パスワードは、第三者に知られないよう適切に管理することが重要です。一方で、デジタル遺品を確認する必要がある場合に、故人のスマホ等のID・パスワードが分からずデータを調べられないという問題が発生しています。そのため、万が一の際に、遺族が故人のスマホ等をロック解除できるようにしておく必要があります。
・例えば、名刺サイズの紙にパスワード等を記入し、修正テープでマスキングなどした「スマホのスペアキー」を作り、万が一の際に家族がみつけられる場所に保管しておく方法があります。
・毎月支払いが発生しているインターネット上の契約は、サービス名・ID・パスワードを日頃から整理するほか、エンディングノートの活用も検討しましょう。
関連サイト
独立行政法人国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/mimamori/pdf/shinsen505.pdf<外部リンク>
不安に思ったとき、トラブルが生じたときには、早急に相談しましょう。
市消費生活センター Tel:0834-22-8321
消費者ホットライン Tel:188 (いやや)