【消費生活の知恵】自転車に乗せた子どもの足が車輪に巻き込まれる事故に注意
印刷用ページを表示する更新日:2017年1月15日更新
自転車に乗せた子どもの足が車輪に巻き込まれる事故に注意
回転中の車輪のスポークに足が巻き込まれて受傷する、いわゆる「スポーク外傷」。自転車の後ろの幼児座席、あるいは直接荷台に乗っている人の足が、後車輪に巻き込まれることで発生します。
スポーク外傷は子どもが受傷者となるケースが多く、大きなけがを負う可能性があります。また、幼児座席を使用しないとスポーク外傷の危険性が高くなることが分かっています。
事例
- 父親が運転する自転車の荷台に子どもがまたがっていた。少しの距離だったので幼児座席なしの自転車に乗せてしまった。子どもの左足がスポークに挟まった。子どもは裸足に草履を履いていた。アキレス腱が見えるような深い挫創。12針縫合。(5歳男児)
- 足置きが壊れている幼児座席に乗せて、走行中に左足は自転車の金具に置いていたが、足がずれ落ち、後輪に踵が挟まれた。左踵裂創、左足関節捻挫、左下腿挫創、皮下血腫。(7歳女児)
ひとことアドバイス
- 6歳未満の子どもを自転車に同乗させる際は、幼児座席を必ず使用しましょう。ドレスガードを併用すると巻き込み防止に有効です。
- 幼児座席が破損や変形した場合は、使用は中止しましょう。
- 幼児座席は6歳未満の使用が前提となっています。体格が合わなくなると十分な巻き込み防止が出来なくなるので、6歳以上の子どもを同乗させないようにしましょう。道路交通規則でも、自転車に同乗できるのは6歳未満とされています。
関連資料
(平成29年1月15日掲載)