男女共同参画推進員の活動状況平成27年度
2月24日 周南市男女共同参画フォーラムに参加しました。
今年も市民団体「すまいるネット周南」の企画・運営による「周南市男女共同参画フォーラム」に参加しました。今年のテーマは「心で感じる家族と命」です。
4組の夫婦の生き方を追ったドキュメンタリー映画「うまれる」を鑑賞し、自分たちが産まれてきた意味や家族の絆、命の大切さ、人とのつながり、そして“生きる”ことを考えさせられました。
平日にもかかわらず多くの方が参加されました。
司会の岡本修二さん
挨拶されるすまいるネット周南丸山和之代表
会場では託児もありました
平成28年2月17日 山口県男女共同参画相談センター(配偶者暴力相談支援センター)にて学習しました。
推進員の自主研修として、2月17日に山口市にある山口県男女共同参画相談センター(配偶者暴力相談支援センター)でセンターの役割について岩崎所長にお話を伺い学習しました。
山口県男女共同参画相談センターでは、配偶者の暴力相談支援をおこなっており、夫婦や家庭の問題、セクハラ、配偶者や交際相手などからの暴力や一時保護に関することなどの悩み事の相談を受けています。
DVは、別人のように優しくなったり暴力を起こしたりを繰り返し、治ることは絶対にないということを知っておくことが大事なので、一人で悩まず相談をする勇気が必要だということを改めて知りました。
10月25日「くまげ周南こどもゆめまつり」で紙芝居をしました。
10月25日の「くまげ周南こどもゆめまつり」にて、自作の紙芝居による男女共同参画の啓発活動をしました。今年は、のべ297名の方に、紙芝居を見ていただきました。
中学生が会場を飾ってくれました。
10月21日 周南市男女共同参画セミナー兼企業職場ふれあい人権セミナーに参加して
まず、企業の取組としてやまぐち男女共同参画推進事業者の周南システム産業(株)から“職場での女性の働きやすいシステムづくり”や“今まで男性が主に取り組んできた仕事への女性としての関わり”などを発表してくださいました。企業内でも少しずつ進められていることを感じました。
そして、次に、私たち推進員の9名全員による寸劇の発表です。
シナリオ作り、舞台設定から演技まで、自作自演で行い、皆さんに少しでも男女共同参画のことについて考えてもらうきっかけができればという思いでした。
寸劇は、2組の夫婦の日常的な家の中の1シーンです。 どこの家庭でもあるような夫婦の会話の中から改めて「男女共同参画とは?」と考えていただけたら幸いです。
最後に、講談師 旭堂 南陵(きょくどう なんりょう)さんの「男女共同参画社会と笑いのおもしろ関係」の講演会があり、ここでは、日本の社会の中にも、まだ、男女の差別があることをたくさんの例を取ってわかりやすく話してくださいました。
このセミナーでは、家族・地域・職場などで、男性・女性がお互いに尊敬し合いながら、明るい社会を作っていくことが大事だと思いました。
私たちが演じた寸劇です
妻:あー、忙しい。娘の花子は、いつまでも泣いているし、夫の帰りは、遅いし・・・。 夫:ただいま。あ~疲れた。主婦っていいな。1日遊べて。 妻:そんなことないわよ。忙しいのよ。少しは花子の世話してよ。 |
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夫:だめだ。俺は、今から、今度の接待ゴルフの練習するんだ。 家族より仕事が大事だからな。俺が働くから家族が生活できるんだ。 |
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妻:私も働くわ、家族のためにね。 | |
夫:だめだ。家事を何とか工夫しながら、子育てするのが妻の仕事だ。頑張ってくれ。 |
妻:茶碗も洗ったし・・・ | |
夫:洗濯物も取り込んだよ。 妻:お風呂掃除もおわったし・・・ 夫:トイレ掃除もおわったよ。 |
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妻:休憩しましょうよ。 夫:うん。 妻:私、今度所長になることが決まったの。あなたがいつも家の事してくれるおかげね。 |
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夫:誰かだけが忙しいっておかしいよな。 妻:いつもありがとう。 |
=あなたは、どちらの家庭が、理想ですか?=
27年6月16日・23日 ハートフル人権セミナーに推進員として参加して
私たち第5期男女共同参画推進員の活動も3年目。
最終年の今年は、「ハートフル人権セミナー」に2回参加することとなり、6月16日櫛ケ浜地区、6月23日菊川地区の公民館にそれぞれおじゃましました。
まず、推進員の紹介、活動の紹介、そして、先輩推進員が作成した紙芝居「二ヶ月のお留守番」の上演、そして、出席者全員で”ワールド・カフェ”を体験しました。
まず、推進員が、”ワールド・カフェ”のルールを説明して、参加者に、理解していただきました。
そして、グループになりテーマを話し合いました。
”ワールド・カフェ”のテーマは、二会場とも同じ『男女共同参画を進めましょう』です。まず、『女っていいな。男っていいな』、次に『女ってつらいね。男ってつらいね』そして、『男女がともにいきいきと笑顔で暮らせるには何が必要でしょうか』を順番に話し合いました。
出席者の意見や回答には、それぞれ地域性が色濃く出ていて、なかなか興味深く、新しい発見がありました。
そもそも”ワールド・カフェ”って?
テーマがあります。テーマに集中して、みんなで話し合います。初めのグループから一人を残し、みんな別グループへ移動。メンバーを変えて、そこで、新しいテーマについて話し合います。もう一度、メンバーを変えて、新しいグループになり、新しいテーマを話し合います。
最後は、一番最初のグループに戻り、各テーブルで出た意見を話し、みんなで他のグループの意見が書かれた用紙を見て回ります。
大事なことは、”ワールド・カフェ”では、テーマに対し、結論を出すことではなく、様々なアイデアや意見を知ることでしょうか。
男女が互いに尊敬し合い、支え合って生きる社会の実現のために、実に小さな小さな力ではありますが、私たち推進員も啓発活動に頑張っている中で、「ハートフル人権セミナー」での”ワールド・カフェ”で発表された出席者のご意見は参考になりました。
まだまだ男女間で価値観の違い、理解不足もあるでしょうから、男女共同参画推進の働きは、足を止めることなく進めていかなければいけないと思いました。
”ワールド・カフェ”への感想で最も多かった意見は「”ワールド・カフェ”はすごく面白かった。」「いろいろな意見が聞けて勉強になった。」「思いやりの気持ちを持って、相手に接することが大事だと思った。」・・・・などです。
いろいろな感想を寄せていただいてとても感謝でした。
”ワールド・カフェ”をやって本当に良かったです。
”ワールド・カフェ”の意見の中で、私が、思わず手をたたいたご意見があります。
『女っていいな。男っていいな。』のテーマの中で、多分男性のご意見でしょう。「女は3食昼寝付き。楽でいいなァ。」その文言への返答でしょうか、「姑に小姑、昼寝しているヒマなんて一度もなかった」エトセトラ、エトセトラ。
若い世代、少し高齢の世代、男性、女性で、同じ意見、反対意見など、まだまだ、たくさん出そうですね。
それでは、今度の「ハートフル人権セミナー」で、お会いしましょう
≪周南市男女共同参画推進員≫
“ワールド・カフェ”での参加者のご意見を一部ご紹介します