セルフスタンドに関する注意事項
印刷用ページを表示する更新日:2017年5月10日更新
セルフスタンドの安全給油について
ドライバーが自ら給油を行うセルフサービス方式の給油取扱所(セルフスタンド)の設置が、平成10年4月から認められました。これにより、今まで以上に私たちの生活の中で危険物と接する機会が増加することが予想されます。
自動車等への給油に使われるガソリンは、気温が−40℃でも爆発性の混合気を形成する物質ですので、直接点火しなくても、ガソリンから離れた思わぬところの火源(ライター等の裸火に限らず、静電気、衝撃の火花なども火源となることがあります。)によって引火する可能性があります。
セルフスタンドには各種の安全装置が設けられ、監視者による安全確認も行われますが、安全に給油を行っていただくため、ドライバーの方々には、次の事項に十分注意していただく必要があります。

1.セルフ給油は専用設備を備えたスタンドで!
- セルフスタンドには、進入口等の見やすい箇所に「セルフ」または「セルフサービス」等の表示がされています。
- セルフスタンドには、セルフ用の安全装置を備えた固定給油設備が設置されていますが、セルフ用ではない固定給油設備も併せて置かれていることがあります。セルフ用でない固定給油設備ではドライバーが自ら給油することはできません。
- セルフスタンドに入ったら、固定給油設備がセルフ用であることを表示で確認の上、固定給油設備等に車をぶつけないように定められた停止位置に停車し、エンジンを停止させて下さい。
- 車を降りたらまず、人体に帯電した静電気を除去するため、固定給油設備に備え付けの静電気除去シートまたは、車のボディーに触れてください。
※セルフスタンドの火災のほとんどがこの静電気によるものです。

2.ライター、タバコなど火気厳禁!
給油の際には、給油口からガソリン蒸気が吹き出します。また、ガソリンが漏えいした場合には、大量のガソリン蒸気が発生します。このため、喫煙や喫煙のためライター(車内のシガーライターを含む。)に火を着けるといったことは絶対禁物です。

3.車の燃料の種類をしっかり把握・確認!
- 自動車には、ガソリンを燃料とするもののほか、軽油を燃料とするものがあります。ドライバーは自分の給油する自動車の燃料をきちんと把握しておく必要があります。特に、社用車やレンタカーなど、常時使用しないような車を使用する場合は、注意する必要があります。
- 給油ホース機器には、給油できる燃料の品目の表示があり、彩色される場合の色は、
- ハイオクガソリンが黄
- レギュラーガソリンが赤
- 軽油が緑
となっています。

4.給油ノズルの適切な取り扱いを
- コントロールブースの監視者が安全を確認した後に、給油を開始することができます。
- 給油ノズルは給油口の奧まで差し込みます。(ただし、自動二輪車等の場合は奥まで差し込めませんので注意して下さい。)
- 給油中はその場を離れないでください。
- 自動車の燃料タンクが満たされると、給油は自動的に停止しますので、そこで給油を終了してください。(必要以上に給油しようとし、少量の流量で給油した場合や給油ノズルを奥まで差し込まない場合、ガソリンが給油口の外にはね出したり、漏えいするおそれがありますので、給油ノズルを奥まで差し込み、レバーを完全に握って給油するとともに、一度満量停止した場合に継ぎ足して給油しないようにしてください。また、自動二輪車等の場合は自動的に停止しない場合がありますので、流量を絞りながら注意して給油しましょう。)
- 給油終了後は、給油ノズルを戻すことを忘れないようにしてください。
- 給油ノズルの操作方法はセルフスタンドにより異なる場合がありますので、給油を始める前に取り扱い方法をよく確認してください。不明な点があれば、インターホンで監視者に問い合わせて下さい。また、監視者の指示には従って下さい。

5.ガソリンを容器に詰め替えない!
ガソリンを容器に詰め替えることはできません。

簡単なポイント
- 必ずエンジンを停止し、喫煙その他の火気は絶対に使用しない。
- 給油前に必ず自動車のドア・窓を閉める。
- 静電気除去のため、作業前には必ず自動車の金属部分や静電気除去シートに触れる。
- 給油作業は必ず一人で行う。
- 給油口付近に子供が近づかないように注意してする。
- 給油の前に油種の確認をする。
- 給油中はその場所を離れない。
- 満量停止後の継ぎ足し給油をしない。
- その他、ガソリンスタンド内に掲示されている注意事項を守る。




