周南市地域クラブについて
中学校部活動が廃止され、地域に移行します
周南市では、令和5年度までの13年間で中学校の生徒数が約650人減少し、20もの運動部活動が廃部となりました。部活動の減少により、中学生の選択肢が少なくなっていました。
市では、令和8年度からの平日と休日を一体化した中学校部活動の地域移行に向け、中学生が文化芸術・スポーツ活動を継続して親しむことができる環境整備として、令和7年4月に公益財団法人周南市文化振興財団、公益財団法人周南市スポーツ協会の協力を得て「周南かるちゃあサポートセンター」、「周南スポーツ活動サポートセンター」をそれぞれに設置しました。これにより、文化芸術・スポーツ団体、学校、地域住民、行政が一体となって取り組む体制へと移行します。
周南市の目指す環境づくり
市では「学校部活動」から「周南市地域クラブ」への円滑な移行に向けて、令和5年10月に「周南市地域クラブに係る方針」を策定しました。
- 周南市地域クラブに係る方針 [PDFファイル/1.39MB]
- 周南市地域クラブに係る方針(リーフレット) [PDFファイル/2.37MB]
- 周南市地域クラブに係る方針(概要) [PDFファイル/832KB]
この方針の中で、次の3点を基本方針としました。
- 市内のすべての中学生の「やってみたい」に応えられる環境づくり
- 多様な地域で、多様な世代とともに、多様な文化芸術・スポーツ活動などへの参加が可能な環境づくり
- 中学生の居場所の一つとなる環境づくり
校区を超えてやりたいことを実現
「周南市地域クラブ」には(1)登録団体活動、(2)センター主催教室、(3)しゅうなんコミュニティクラブの3種類があります。
今後、中学生は、希望する活動や教室を選択し、自由に申し込むことができます。

(1)登録団体活動とは
センターに登録した市内で活動する団体の活動
(2)センター主催教室とは
センターが主催する教室や体験会のことで、主に中山間地域など登録団体が少なく活動の選択肢が少ない地域において、さまざまな文化芸術を体験する機会を提供するための教室や、指導者による技術の向上を目指す機会を提供するための教室
(3)しゅうなんコミュニティクラブとは
市内すべての中学校区に一つずつ作り、中学生が学校に「つどい」、自分たちで話し合って計画を「つくり」地域の中で多世代とも「つながって」活動するクラブ
中学校部活動と「周南市地域クラブ」との違い
中学校部活動と周南市地域クラブとの違いは以下の通りです。

周南市地域クラブに関する情報
周南市地域クラブのポータルサイトでは、センターに登録された団体の情報等を紹介しています。また、センターが主催する教室や体験会、研修会の情報等、文化芸術活動に関する情報を随時掲載しています。
移行スケジュール
市では、中学校部活動は令和8年度の中学3年生の最後の大会・発表会までは、学校の実情に応じて継続しますが、それ以降は休日・平日ともに廃止されます。それまでは、学校部活動と周南市地域クラブ、いずれかの活動へ参加することも、両方の活動に参加することもできます。
