アルゼンチンアリについて
南米原産の特定外来生物アルゼンチンアリの生息域が拡大しております。生息範囲拡大防止にご協力ください。
アルゼンチンアリの発生状況
国内では平成5年広島県廿日市市で初めて生息が確認されました。山口県では平成13年に岩国市及び柳井市で、平成20年に宇部市で、
平成21年に光市で生息が確認されています。
周南市内では、平成21年5月現在生息は確認されておりませんが、市では引き続き生息状況の把握に努めております。
類似するアリを見かけましたら環境政策課へご連絡ください。
アルゼンチンアリの特徴
アルゼンチンアリ
- 学名:Linepithema humile
- 体長:2~3mm
- 色:褐色~暗褐色
- 特徴:触覚が長い表面がなめらかで輝いている。毒性はない。押しつぶすとカビ臭い。
「アルゼンチンアリ」
他のアリとの見分け方
- 小さいアリで、触覚・足が比較的長い。
- 長い体型をしている。
- 動きが素早い。ただし、冬季は鈍る。
アルゼンチンアリの見分け方(環境省リーフレット)山口県HPより<外部リンク>
アルゼンチンアリによる被害
アルゼンチンアリは、毒性はなく、人体への影響もありませんが、以下の被害が懸念されます。
(1)生態系への影響
アルゼンチンアリは繁殖力・競争力が旺盛で、地域の在来アリを駆逐することがあります。在来アリに依存していた地域の生態系に影響を及ぼすことが懸念されます。
(2)不快感を与える等の影響
アルゼンチンアリに毒はありませんが、在来アリ同様に人体を噛む、アリの大量発生による不快感を与えることがあります。
(3)農作物への被害
アルゼンチンアリを含む多くのアリは、アブラムシ等の農業害虫と共生関係にあり、それらを保護します。結果としてこれらの害虫による農作物への被害を助長する可能性があります。
アルゼンチンアリの侵入防止のために
アルゼンチンアリは巣分れによって生息範囲が拡大し、飛行ではなく、歩いて分散します。すでに生息が確認された地域から巣を含む可能性のある植木や資材等を移動させる場合、必ずアリの有無を確認してください。また、アルゼンチンアリは市販のアリ用殺虫剤で駆除が可能です。詳しくは環境政策課へご相談ください。