土砂災害への備え
土砂災害警戒区域等の指定(危険な場所を確認しよう)
大雨や大きな地震の際には、土砂災害が起こりやすくなります。
山口県では、土砂災害防止法に基づき土砂災害の恐れがある区域の指定を進めています。
周南市内は、土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域いずれの指定も完了しており、その箇所数は次の通りです。
- 土砂災害警戒区域 3,018箇所
- 土砂災害特別警戒区域 2,880箇所(いずれも、令和3年12月現在)
※参考:県内の土砂災害警戒区域等指定状況(山口県砂防課)<外部リンク>(外部リンク)
市では、指定箇所を周知するため、土砂災害ハザードマップを作成し、配布しています。
まずは、自宅の周辺などに危険な箇所がないかを確認しましょう。
自宅周辺を拡大し、詳細に確認する場合は、山口県土砂災害ポータルの山口県土砂災害警戒区域等マップ<外部リンク>(外部リンク)より確認できます。
※「山口県土砂災害警戒区域等マップを見る」より、自宅周辺の拡大地図などを閲覧できます。
土砂災害の前兆現象と避難について
土砂災害の多くは雨が原因となります。
日頃からテレビやラジオ、インターネット等で天気予報を確認し、大雨などの気象情報の入手に心掛けましょう。
土砂災害の主な前兆現象は次の通りです。以下のような現象がある場合には十分な警戒が必要です。
がけ崩れ
- がけに割れ目が見える。
- がけから水が湧き出ている。
- がけから小石がパラパラと落ちてくる。
- がけから木の根が切れるなどの音がする。
土石流
- 山鳴りがする。
- 急に川の流れが濁り、流木が混ざっている。
- 雨が降り続いているのに、川の水位が下がる。
- 腐った土の臭いがする。
地すべり
- 沢や井戸の水が濁る。
- 地面にひび割れができる。
- 斜面から水が吹き出す。
- 家やよう壁に亀裂が入る。
- 家やよう壁、樹木や電柱が傾く。
大雨の時などは、周囲の状況に注意し、「いつもと何か違うな」と違和感や危険を感じたら、早めに安全な場所へ避難しましょう。
そのためにも、日頃からハザードマップ等で、自宅周辺などの危険箇所や、避難所などを確認しておくことが大切です。
また、近年では短時間で局地的な豪雨となるケースも全国各地で発生しています。
特に深夜で大雨等の場合、外に避難する事がかえって危険な場合もあります。過去には深夜に避難所へ避難する途中に被害に遭うといった事例もありました。
そのような時は、緊急避難として一定の安全が確保された屋内に留まる「屋内待避」も、一つの避難方法です。
例)自宅周辺が浸水被害に遭い、屋外への避難は難しいが自宅に2階がある場合・・・2階に待避する等
いざという時のため、日頃から避難する場所や方法などについて考え、家族で話し合うなどしておきましょう。
その他、災害時には、停電や断水など、様々な状況が想定されます。避難する際などに必要なものは、あらかじめ準備しておくことも必要です。
日頃から、災害が起きた時のことを想像し、家庭や地域でできる備えを、できる事から始めましょう。
1つ1つの対策が、被害の軽減につながります。