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台風対策

印刷用ページを表示する更新日:2012年9月27日更新 <外部リンク>

台風が来るときは

暴風域に入っている間は、外出しない。避難するならそれまでに。

台風時の人的被害(死亡、負傷)の原因の多くは、飛散物に当たる、屋根から吹き落とされる、川や海で流されるなど、暴風時に屋外に出たことによるものです。また、暴風時の避難は大変危険です。
自主避難や台風対策は暴風になる前に行い、暴風時には、外の様子が心配でも建物の中の安全な場所にいるようにしましょう。
また、避難するときは、雨戸などを閉め、火の元を確認した後、カギをかけてから避難しましょう。

台風が近づいているときの備えチェックリスト

雨戸を閉める

窓ガラスが割れると、雨が家の中に降り込むだけでなく、そこから入った強風が屋根を押し上げるため、屋根の損壊など、被害が拡大します。雨戸がない場合は、窓際にふすまや段ボール紙などを固定する、厚めのカーテンを閉めておくなどして、窓ガラスの破損による被害拡大を防ぎましょう。

鉢植や物干しざお、洗濯物などは屋内へ入れるか、しっかりと固定する

これらのものが強風で飛んだ場合、紛失するだけでなく、他の家に被害を与えることがあります。
また、雨よけなどのためにかぶせてあるビニール類や、ゴミの入った袋なども強風で飛びやすく、電線に絡み付くなどのおそれがあります。
自然災害によるものとはいえ、できるだけ被害が起こらないよう、お互いに気をつけましょう。

屋根を点検する

瓦やビニール屋根などが飛びそうな場合は、事前に工務店などに応急処置をしてもらいましょう。

雨どいや家の近くの排水溝をきれいにしておく

雨どいや排水溝が落ち葉などで詰まっていると、水はけが悪くなり、被害が発生するおそれがあります。

停電に備えて

懐中電灯や携帯ラジオ、予備の電池、1〜2日分の食料を準備しておきましょう。
日ごろ電気調理器を使っている場合は、カセットガスコンロか、火を使わなくてもよい食料を用意しておきましょう。

断水に備えて

飲料水や生活用水を準備しておきましょう。

台風の基礎知識

風の特性

台風は巨大な空気のうずまきになっていて、北半球では反時計回りに強い風が吹き込んでいます。
台風の進路の東側(右側)では、風が特に強く、高潮が起こりやすくなります。

台風の進路図

高潮

高潮は、海面が異常に上昇する現象をいいます。
台風などに伴う強い風が沖から海岸に向かって吹くことにより、海水が海岸に吹き寄せられる効果(吹き寄せ効果)と、台風や低気圧で気圧が低下し、海面が高くなる効果(吸い上げ効果)が重なって起こります。
特に、山口県内の7〜10月頃の潮位は、1〜3月に比べておよそ25〜40センチメートル高く、1年のうちで最も高くなります。台風による高潮が予想される場合は、大潮の時期や満潮の時刻でなくても、注意が必要です。

高潮のメカニズム

台風の大きさと強さ

台風の「大きさ」は「強風域(平均風速15メートル以上の風が吹いている範囲)」の半径で区分します。また、台風の「強さ」は「中心付近の最大風速」で区分します。
強風域の内側で、平均風速25メートル以上の風が吹いている範囲を「暴風域」と呼びます。

これらの風速は10分間の平均値ですので、瞬間的には最大風速の1.5倍から3倍の風が吹くことがあります。

  台風の予報図の見方  

平均風速15メートル以上のときには、次のような状態になります。

予報用語 平均風速 状況
強い風 15〜20メートル 風に向かって歩けない。
非常に強い風 20〜25メートル しっかり身体を確保しないと転倒する。
車の運転は危険。
風で飛ばされた物で窓ガラスが割れる。
25〜30メートル 立っていられない。
屋外での行動は危険。
取り付けの不完全な屋外外装材がはがれ、飛び始める。
猛烈な風 30メートル以上 屋根が飛ばされたり、木造住宅の損壊が始まる。

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水害