家庭用浄化槽の使い方
印刷用ページを表示する更新日:2019年3月1日更新
浄化槽は、し尿だけでなく台所や風呂、洗濯などの生活雑排水も一緒に処理します。
有用な微生物の働きで、汚水をきれいな水にして放流するため、気をつけなければならないことがあります。
1.登録を受けた保守点検業者と保守点検契約を結んでください
2.許可を受けた清掃業者と清掃契約を結んでください
3.指定検査機関である山口県浄化槽協会に検査を依頼してください
4.少し気をつけて使用してください
(1)台所
- 使用した油は、流しに流さず、紙などに吸収させて燃やせるごみに出す→排水管の閉塞や水質汚濁を抑制します
- 鍋や皿のひどい汚れは紙などで拭いてから洗う→排水管の閉塞や水質汚濁を抑制します
- 三角コーナーには隙間の細かいネットをかぶせて使用する→排水管の閉塞や水質汚濁を抑制します
(2)洗濯
- 無リン洗剤を使用する→水質汚濁を抑制します
- 洗剤は必ず適量を量って使用する→過剰な水質汚濁を抑制します
- 漂白剤は適量を使用する→浄化槽内の有用な微生物の死滅を防ぎます
(3)トイレ
- 紙おむつ、衛生用品、たばこの吸殻を流さない→排水管等の閉塞を抑制します
- トイレットペーパーを使用する→排水管等の閉塞を抑制します
- 塩酸等の薬品を使用しない(通常のトイレ洗剤はOk)→浄化槽内の有用な微生物の死滅を防ぎます
(4)浄化槽
- 殺虫剤を使用しない→浄化槽内の有用な微生物の死滅を防ぎます
- ブロワの電源を絶対に切らない→浄化槽内の空気が必要な有用微生物の死滅を防ぎます
5.届出・報告を忘れずに
(1)使用開始
(2)浄化槽管理者の変更
(3)休止、再開
1年以上使用する予定がない場合は休止の手続きを、休止状態の浄化槽を再度使用する場合は再開の手続きをしてください。
(4)廃止
下水道へ接続したり、新しい浄化槽へ転換した場合、撤去した古い浄化槽の廃止届を提出してください。
6.記録の3年間保存
保守点検及び清掃の記録は3年間保存してください。