平成29年度「こども議会」を開催いたしました。
平成29年度こども議会
今年度は、今宿、櫛浜、夜市、富田西、和田、三丘小学校の6年生児童代表、27人が「こども議員」として参加し、学校で学んだ議会、まちづくり、発表(プレゼンテーション)についての学習の成果を生かして、自由な発想で考えたまちづくりについての夢や希望を、市長をはじめ市の執行部に対して「一般質問」として提案しました。
子供たちからは、
「提案したことに対して、市長さんたちが熱心に答えてくれたのでうれしかった」
「議会のしくみを知ることができたので、これからの学習にも生かしていきたい」
「他の小学校のいろいろな意見をたくさん聞けて、とても勉強に役立った」
などの感想が聞かれました。
こども議会は、議場で政策が実現する過程を体感することで、まちづくりや政治への関心を高め、将来のまちづくりや議会に携わる人材の育成をめざして、今後も市内すべての小学校が順次参加する予定です。
こども議員から出た意見や提言は、今後の市政に反映できるようにしっかり検討していきます。
日時
平成30年1月30日(火曜日)13時30分~15時45分
場所
市議会議場(周南市役所西本館)
質問・提言
小学校名 | テーマ | 質問・提言 |
---|---|---|
今宿小学校 | 人も動物も活気のあるあかるいまち | ・犬や猫とふれあえる施設「わんにゃんドーム」を、徳山駅前商店街に作ってはどうか。 ・今まで以上に、野犬を減らす取り組みをする。 |
櫛浜小学校 | 明るい!ゴミが少ない!生活環境が整っているまちにするために | ・トイレの壁や、公園の遊具のペンキを明るく塗り替えるなどの整備をする。 ・小・中学校の児童・生徒のデザインが入った分別リサイクルボックスを、公園やスーパーなどに設置する。 ・ゴミ袋に分別を意識してもらう表示を印刷する。 ・定期的に資源ゴミや粗大ゴミを無料で回収する車を出して、その中から使えるものを希望者に提供したり、低価格で販売してはどうか。 |
夜市小学校 | 災害に強いまちづくり | ・万が一の時のために、避難場所である学校の体育館などの空きスペースに、食料品や水などを備蓄する。 ・避難経路に急な階段があるので、車いすの方、お年寄りや赤ちゃんのことを考えて、スロープにするなどの道路整備をする。 ・夜市小学校までの避難経路には街灯が少なく、夜になると真っ暗になるため、災害時にすみやかに避難ができるよう街灯を増やす。 ・通学路にある的場川は、大雨などが降ると水位が増してとても怖いので、川にガード用のレールを設置する。 |
富田西小学校 | 緑あふれる富田地区にするために | ・フラワーフェスティバルのようなイベントを永源山公園などで開催してはどうか。来場者に花のプレゼントや苗を安く販売、また、みんなで記念樹を植樹したり、有名人をゲストに迎え、花や木を大切にすることを呼びかけてもらうことで、たくさんの人にアピールすることができる。 ・コンビナートに続く道や駅前などに、さらに街路樹の数を増やすことで、環境がよくなり、また緑を目にすることで、住民の心も和まされるのではないか。 |
和田小学校 | 地域を通過する人や帰ってくる人を温かく迎えるために | ・より多くの人に島地川に親しみ環境保全に関心を持ってもらえるように、親水公園や遊歩道の整備し花壇を作る活動をすることで、人の交流を深めることもできると考えるが、いかがか。 ・環境を守る呼びかけのポスターや、地域のイベントや清掃活動への参加を呼びかけるチラシを貼る掲示板を、川沿いの目につきやすいところに作ることで、地区が一体となってよりよい環境を守ろうという意識を高めることができると考えるが、いかがか。 ・地域のために清掃活動をされている団体へ草刈りの燃料代を助成したり、今後、活動する方の負担が軽減されるような手だてはできないか。 |
三丘小学校 | みつおにぎわい大作戦 | ・子育てをしやすいまちとなり移住者を増やすために、0才の子どもから安心して利用できる児童センター・子育て支援センターを作ってはどうか。 ・子どもが病気の時や両親とも用事がある時などに、子どもを預かってくれたり、子育ての相談に乗ってくれるような、地域住民を中心に子どもを持つ親を支える「子育てサポート隊」を作ってはどうか。 ・安心して三丘に住む選択をしてもらうために、移住を希望する家族が、空き家を活用した三丘での生活をある程度体験してから、本格的な移住を決めることができる「移住お試し期間」を設定してはどうか。 |
会議録
平成29年度こども議会会議録 [PDFファイル/691KB]
※平成28年度までのこども議会はこちらです。平成28年度こども議会