ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 市長の部屋 > 市長コラム > 令和4年度 > 市長コラム(令和4年4月)~学生さんのいるまち~

市長コラム(令和4年4月)~学生さんのいるまち~

印刷用ページを表示する更新日:2022年4月1日更新 <外部リンク>

寄り添いあうまち ~市長コラム

2022.4 学生さんのいるまち

4月1日、周南公立大学が開学します。この日、学園台のキャンパスは祝賀に染まり、若者の笑顔と歓声に包まれる一日になることでしょう。

日本では、1877年に東京大学が設置された後、1896年の京都大学までの20年間、大学の新設はありませんでした。だから明治の小説やドラマでは、学生といえば東大生が登場するわけです。もっとも当時の学生は、市井の尊敬を集めるに十分な品性と自律心を備えていたようです。

20世紀に入ると各地に大学が創立されました。大学の近くには学生のまちができ、学生と住民の「素敵な関係」も生まれてきました。

「仕送りが来るまでいいよ」

粋なご飯屋さんがあったり、学割が至る所で通用したり、「学生さん」と「さん」づけするなど、おおらかで優しい風土が育ちました。

この度、私たちは周南公立大学に多くの若者を迎えます。まちは「学生さん」を愛情深く包み、「学生さん」はまちを刺激し一緒に汗も流す、そうした「豊かな関係」を築きたいものです。

入学されるみなさん、私たちの大学にようこそ。これから始まる学生生活が、生涯の記憶に残る愛おしい日々となりますように願っています。

コラム挿絵