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世界のツル類

印刷用ページを表示する更新日:2017年8月24日更新 <外部リンク>

世界のツルの仲間を紹介します。

世界には、ナベヅルを含め15種類のツルがいます。ナベヅルとその仲間たちを紹介します。

ナベヅル

和名:ナベヅル
学名:Grus monacha
英名:hooded crane
体重:4kg
翼長:50cm
特徴:体は灰黒色から茶褐色、首は白色です。頭頂は赤色の皮膚に黒い毛がはえています。幼鳥は、首がうす茶色です。雑食性です。
生息地域:シベリアのアムール川・ウスリー川・レナ川流域、トランスバイカル地方の湿原で繁殖し、日本(鹿児島県・山口県)・朝鮮半島・中国で越冬します。

ナベヅル

マナヅル

和名:マナヅル
学名:Grus vipio
英名:white-naped crane
体重:5kg
翼長:56cm
特徴:顔の部分の皮膚が赤く露出し、体全体は灰色です。首体や背中は白色。羽根の初列・次列風切羽根は黒く、三列風切羽根は白く後方に伸びて尾を覆っています。足は赤色です。
生息地域:シベリアのアムール川・ウスリー川流域、中国北東部・モンゴル東北部の湿原で繁殖し、日本(鹿児島)・朝鮮半島・中国で越冬します。周南市にも飛来したことがあります。

マナヅル

カナダヅル

和名:カナダヅル
学名:Grus canadensis
英名:sandhill crane
体重:3.5kg
翼長:47cm
特徴:全身が緑がかった灰色で頭頂部には赤いハート形の皮膚が見えます。繁殖期には体に泥を塗るため赤褐色に見えます。ツル類では最も数が多く、20~30万羽いるといわれています。雑食性です。
生息地域:カナダ・アメリカ合衆国北部、シベリア東北部で繁殖し、アメリカ合衆国南部・メキシコ・キューバ、また、まれに日本・朝鮮半島・中国で越冬します。周南市にも飛来したことがあります。

カナダヅル

クロヅル

和名:クロヅル
学名:Grus grus
英名:common crane(Eurasian crane)
体重:4kg
翼長:54cm
特徴:全身ほぼ薄ネズミ色、頭から首にかけては黒色で、目の後ろから首に白色の羽毛があります。頭頂部は赤色で、後部は黒色の羽毛が生えています。足は黒色です。雑食性です。
生息地域:ユーラシア大陸の北部からモンゴル・トルコの広い範囲で繁殖します。北アフリカ・アフリカ北東部・ヨーロッパ南部からインド北部・中国南部で越冬します。周南市にも飛来したことがあります。

クロヅル

タンチョウ

和名:タンチョウ
学名:Grus japonensis
英名:red crowned crane(Japanese crane)
体重:8kg
翼長:62cm
特徴:額は黒い毛に覆われ、頭頂部は赤い皮膚が見えます。首の前側と後ろの下部は黒色、目の後ろから首の後ろと体・尾は白色。次列・三列風切羽根は黒色、翼をたたむと尾を覆います。雑食性です。
生息地域:日本(北海道東部)・アムール川・ウスリー川流域の湿原で繁殖します。日本(北海道東部)では留鳥、大陸では中国(長江下流域)・朝鮮半島(非武装地帯)で越冬します。

タンチョウ

アネハヅル

和名:アネハヅル
学名:Anthropoides virgo
英名:demoiselle crane
体重:2.7kg
翼長:48cm
特徴:頭には灰色の毛があり、目の後方には白い房状の長い飾り羽根を持ち、頭から背は青みがかった灰色、顔からのど首、胸は黒っぽく、胸の羽毛は垂れ下がっています。ツルの仲間で最も小型です。
生息地域:ヨーロッパ南東部・ユーラシア大陸中央部・アフリカ北西部のモロッコで繁殖し、インド北部・中国・ミャンマー・アフリカ北部で越冬します。

アネハヅル

ソテグロヅル

和名:ソデグロヅル
学名:Grus leucogeranus
英名:Siberian white crane
体重:8kg
翼長:60cm
特徴:全身がほぼ白色で、頭から目の周辺は赤色、翼の初列風切羽根は黒色です。越冬地では水草の茎や根を主食とし、繁殖地では動物性のものを食べます。
生息地域:シベリア北部のオビ川河口近くとヤナ川河口近くの2ヵ所が繁殖地として知られています。冬は中国のポーヤン湖とイランのカスピ海沿岸・インド北部で越冬します。

ソデグロヅル

オオヅル

和名:オオヅル
学名:Grus antigone
英名:sarus crane
体重:8.2kg
翼長:82cm
特徴:頭から首の上にかけて赤色で、頭頂は緑がかった灰色。体は灰色で三列風切羽根は白色で長い。くちばしは淡い緑灰色で、足は淡い赤色。ツルの仲間では大型です。
生息地域:インド・パキスタン・ミャンマー・マレー半島・インドシナ半島・中国南部・オーストラリア北部の開けた湿地などに分布しています。留鳥です。

オオヅル

オグロヅル

和名:オグロヅル
学名:Grus nigricollis
英名:black-necked crane
体重:6kg
翼長:62cm
特徴:頭頂部には赤い皮膚が露出し、頭と首は黒色で、目の後ろには白い斑点があります。体は灰色で風切羽根と尾は黒色です。
生息地域:インド北部のラダク、中国のチベット・青海省の湿原や湖沼で繁殖し、中国のチベット南部・雲南省・貴州省・ブータン・アッサムで越冬します。

オグロヅル

アメリカシロヅル

和名:アメリカシロヅル
学名:Grus americana
英名:whoopinng crane
体重:8kg
翼長:60cm
特徴:頭頂は赤色、顔には黒斑があります。全体が白色で大型種。翼の初列風羽根のみが黒色で、飛ぶとそれが目立ちます。カニや貝をエサにしています。
生息地域:カナダ北部のウッドバッハロー国立公園内の池沼畔で繁殖し、テキサスのアランサス鳥類保護区で越冬します。絶滅の危機にありましたが、国際ツル財団(ICF)など人々の手により保護・増殖に取り組んでいます。

アメリカシロヅル

オーストラリアヅル

和名:オーストラリアヅル
学名:Grus rubicundus
英名:Australian crane
体重:6kg
翼長:58cm
特徴:頭頂は緑がかった灰色で、顔・のど・頭の後ろは赤色。体は、明るい青灰色で、足は濃い灰色。オオヅルとよく似ていますが、やや小型です。
生息地域:オーストラリア北部と東部、ニューギニア北部と南部に分布し、湿原や草地に生息しています。留鳥です。

オーストラリアヅル

ハゴロモヅル

和名:ハゴロモヅル
学名:Anthropoides paradisea
英名:blue crane
体重:4.2kg
翼長:55cm
特徴:頭頂は白色、体は淡い青灰色、胸の羽毛は長く房状の飾り羽根となっています。三列風切羽根は長く、先は地面に触れるほどです。目や足は黒色です。
生息地域:アフリカ南部の草地に生息し、乾燥地を好みますが、夜は水辺で過ごします。留鳥です。

ハゴロモヅル

ホオジロカンムリヅル

和名:ホオジロカンムリヅル
学名:Balearica regulorum
英名:grey crowned crane
体重:3.5kg
翼長:56cm
特徴:頭頂は黒く後ろに冠羽があり、ほおは白色、のどに赤い肉垂れが2個あります。カンムリヅルによく似ていますが、カンムリヅルより体が灰色で大きいのが特徴です。また、ホオジロカンムリヅルは、ときどき低木の上に止まって休息します。
生息地域:アフリカ南部に分布しています。留鳥です。

ホオジロカンムリヅル

カンムリヅル

和名:カンムリヅル
学名:Balearica pavonina
英名:black crowned crane
体重:3.5kg
翼長:55cm
特徴:頭頂は黒く後ろに冠羽があり、ほおの上半分は白色で下は桃色。のどに赤い肉垂れが2個あります。体は黒っぽく、翼の雨覆部分は白色で、初列風切羽根は黒く、次列風切羽根は栗色です。
生息地域:アフリカ中部に分布しています。乾燥したサバンナに生息し、夜は木の上で休みます。留鳥です。

カンムリヅル

ホオカザリヅル

和名:ホオカザリヅル
学名:Bugeranus carunculatus
英名:wattled crane
体重:8.5kg
翼長:87cm
特徴:頭頂は黒っぽい灰色。顔から首・胸にかけては白色。顔の前半分が赤色で、のどに白い2個の肉垂れがあります。背中は灰色、腹・風切羽根と尾羽根は黒色です。
生息地域:アフリカ南東部とエチオピアの湿原に生息しています。留鳥です。

ホオカザリヅル