浄化センターにおける下水処理の過程で発生する消化ガス(メタンガス)を有効活用し、循環型社会の形成に貢献することを目的としています。
事業者は、浄化センターの敷地内に設置した発電設備において、浄化センターから供給される消化ガスを燃料として発電し、その電力を売却します。この電力売却については、国の「再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT制度)」を活用しています。市は、消化ガス売却及び土地使用に伴う収入を得ます。
1.事業場所
(1)徳山東部浄化センター(周南市鼓海3丁目118番22)
消化ガス発電設備の容量:100kW(ガスエンジン25kW×4台)
(2)新南陽浄化センター(周南市港町8番1号)
消化ガス発電設備の容量:75kW(ガスエンジン25kW×3台)
2.年間発電量
約120万kWh(一般家庭300世帯相当)
時期 | 概要 |
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令和2年3月 | 発電事業者の募集を開始 |
令和2年7~8月 | 公募型プロポーザル方式により事業者を選定後、基本協定の締結 |
令和3年9月 |
事業契約の締結 【契約相手方】月島機械・ヤンマーエネルギーシステム株式会社共同企業体 |
令和3年10~11月 | 建設着工(10月から新南陽、11月から徳山東部) |
令和4年2~3月 | 設備の試運転(2月から新南陽、3月から徳山東部) |
令和4年4月 |
発電開始 【事業期間】令和4年4月1日~令和24年3月31日(20年間) |
1. 燃焼廃棄するだけであった消化ガスを有効活用
⇒CO2削減による環境負荷の低減
2.発電設備からの廃熱(熱エネルギー)により高温水を供給し、汚泥消化槽を加温
⇒従来のボイラーによる加温が不要(徳山東部のみ)
3.消化ガスの売却収入と設備用土地の使用料
⇒新たな財源の確保(年間収入見込み:約400万円)