帯状疱疹は水痘(水ぼうそう)と同じ、水痘・帯状疱疹ウイルスによって起こります。
ストレス・加齢等により免疫力が低下することで、50歳をすぎると帯状疱疹の発症が増え、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になるといわれています。
症状は、体の片側の一部にピリピリとした痛みと共に赤い発疹が現れることが多いです。顔や目、頭にも出ることがあり、顔面神経痛など合併症を起こすことがあります。
帯状疱疹の予防にはワクチン接種が有効です。水ぼうそうにかかったことがある人は、すでに水痘・帯状疱疹ウイルスに対する免疫を獲得していますが、年齢と共に弱まってしまうため、改めてワクチン接種を行い、免疫を強化することで、帯状疱疹を予防します。予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐものではありませんが、たとえ発症しても症状が軽くすむという報告があります。
予防接種のほかに、食事のバランスに気をつける、睡眠をきちんととるなど、基本的な生活習慣を整えることが大切です。日頃からの体調管理を心がけましょう。
令和6年6月から帯状疱疹任意予防接種費用の一部助成を実施します。予防接種法に基づかない任意の予防接種となりますので、かかりつけ医師等にご相談のうえ、予防接種による効果や副反応等十分にご理解いただいたうえで、接種をご判断ください。
帯状疱疹ワクチンの費用助成を開始します(リーフレット) [PDFファイル/872KB]
接種日時点で満65歳以上の周南市民で、下記のいずれかに該当する方
※接種日時点で65歳未満の方への周南市からの費用助成はありません。
令和6年6月1日
※開始日より前の接種は助成の対象になりません
帯状疱疹ワクチンは、現在2つの製品があり、効果や接種対象などに違いがあるので、必ず医師にご相談ください。どちらか一方のみを選択して規定の回数の接種を完了していただく必要がありますので、ご注意ください。
※助成は、1人につき、生涯いずれか一方のみです
乾燥弱毒生水痘ワクチン (生ワクチン) |
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン (不活化ワクチン) |
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接種回数 | 1回(皮下注射) | 2回(筋肉内注射) |
助成回数 | 1回 | 2回まで |
助成額 |
上限4,000円 |
1回につき上限10,000円 ※接種費用と10,000円いずれか低い額 |
接種間隔 | - |
2回目の接種は、1回目接種の2か月後から6か月後までに接種してください。 ※2回目を決められた接種間隔で接種できなかった場合、2回目の接種は費用助成の対象外となります。 |
市からの予診票または受診券の発行はありません。接種を希望する場合は、以下の手順で接種を受けてください。
周南市の助成制度を利用して、帯状疱疹予防接種を受けることができる指定医療機関につきましては、以下の一覧をご覧ください。
本事業は予防接種法に基づかない任意の予防接種に対する助成制度となりますので、予防接種法に基づく救済措置はありません。
万が一、予防接種を受けたことによる健康被害が起きた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づき、一定の給付が行われる場合があります。
独立行政法人医薬品医療機器総合機構ホームページ<外部リンク>
帯状疱疹ワクチンの費用助成は、原則、市内の指定医療機関で行います。入院中・施設入所中等のやむを得ない理由があり、市内の指定医療機関で接種が困難な方は、周南市健康づくり推進課(0834-22-8553)にご相談ください。