風しんの抗体検査と第5期定期接種について

風しんについて

風しんとは

風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる発疹性感染症です。感染から14～21日の潜伏期のあと、発熱、発疹、リンパ節腫脹が発現します。大人になって感染すると無症状や軽症のことが多いですが、まれに脳炎や血小板減少性紫斑病などの重篤な合併症を併発することがあります。

飛沫感染によりヒトからヒトへ感染し、風しんへの免疫がない集団において、1人の風しん患者から5～7人にうつすといわれるほど強い感染力があります。また、無症状でも他人に風しんをうつすことがあります。

妊婦や妊娠を希望する女性の周りの方へ

妊娠20週頃まで（特に妊娠初期）の女性が風しんに感染した場合、胎児が風しんウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、精神や身体の発達の遅れ等の障害をもった赤ちゃんが生まれる可能性があります。これらの障害を「先天性風しん症候群」と言います。

妊娠をしている方はワクチン接種を受けることができないため、妊婦本人だけでなく周りにいる方も風しんに感染しないように予防しましょう。風しんにかかったことがなくワクチン接種歴もない方は、まずは抗体検査を受けてご自身の抗体価が十分か確認し、十分でない場合は予防接種をご検討ください。

風しんの抗体検査と第5期定期接種について

風しんの感染拡大防止のための事業として、公的な予防接種を受ける機会のなかった世代の男性を対象に、平成31年4月から令和4年3月まで無料の風しん抗体検査及び予防接種を実施しておりましたが、この度、令和4年4月から令和7年3月末まで期間が延長されました。

対象者

昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性

費用

無料

受診方法

抗体検査・予防接種ともに、市から送られてくるクーポン券の提示が必要です。

クーポン券について

市で抗体検査の受診歴が確認できていない男性を対象に、令和6年3月末にクーポン券を送付しております。有効期限は令和7年3月31日までです。
※既に抗体検査済の方にも行き違いで届く場合があります。クーポン券を使って無料で抗体検査・予防接種が受けられるのはそれぞれ1回のみですので、届いたクーポン券は破棄ください。
※市外に転出された方は周南市のクーポン券を使用できません。住民票のある市区町村に発行を依頼してください。

クーポン券の発行申し込みについて

クーポン券を紛失した方、令和3年以降に転入された方で、周南市のクーポン券が必要な方は、「風しん抗体検査・予防接種クーポン券再発行申請」のページをご確認ください。

実施場所

1.受託医療機関（事前にお問い合わせの上受診してください）

全国の受託医療機関（厚生労働省ホームページ）＜外部リンク＞

​2.勤務する事業所の健康診断や特定健診の機会に抗体検査を受けられます。勤務先にお尋ねください。

3.市の集団検診の機会に受けられます。毎年5月頃に市から送付するがん検診・歯周疾患検診等の受診券で日程を確認ください。