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子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)のキャッチアップ接種について

印刷用ページを表示する更新日:2024年12月27日更新 <外部リンク>

接種期間が条件つきで延長

キャッチアップ接種期間は令和4年4月1日から令和7年3月31 日まででしたが、令和6年夏以降にワクチンの供給が滞ったため接種できなかった方へ配慮して、期間中に1回以上接種している方については、期間終了後も公費(無料)で接種を完了できるよう、経過措置を設けることが決定しました。​

詳しくはこちらをご覧ください。

HPVワクチン接種について知ってほしいことをまとめました

HPVワクチン接種は、ご本人やその保護者の意思に基づき受けていただくものです。すべてのワクチンの接種には、効果とリスクとがあります。HPVワクチン接種にともなう効果とリスクを知っていただき、受けるかどうかを判断していただけるよう、情報をまとめましたので参考にしてください。

HPVワクチン接種に関するリーフレット [PDFファイル/2.15MB]

目次

  1. 子宮頸がんとは
  2. 子宮頸がんの予防方法
  3. HPVワクチンの種類と効果
  4. HPVワクチン接種の主な副反応
  5. 公費でのHPVワクチン接種対象者
  6. 接種費用
  7. 接種のしかた
  8. 接種後に不安や疑問がある方へ
  9. HPVワクチンに関するQ&A

1.子宮頸がんとは

子宮頸がんは、子宮の入り口にできるがんです。
グラフのように、20代、30代の若い世代で急増するのが特徴です。山口県の子宮頸がん罹患率(2020年)

画像データ元:山口県リーフレット「みんなで知ろう 子宮頸がん予防HPVワクチン」

原因

主な原因は、性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)への感染です。コンドームでは完全に防ぐことはできません。

感染しても、体の免疫力で自然に消えますが、一部の人で消えずに、数年かけてがんになることがあります。

ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~(厚生労働省のホームページ)<外部リンク>

2.子宮頸がんの予防方法

予防のためにできることは、ワクチン接種検診の2つです。

「1次予防」としてHPV感染を防ぐためのワクチン接種があり、「2次予防」としてがんになる前の段階やがんの初期に発見するための定期的な検診があります。

ワクチン接種と検診は役割が違うため、どちらも受けることが重要です。

子宮頸がん検診は20歳からです。2年に1回検診を受けましょう。

3.HPVワクチンの種類と効果

厚生労働省キャッチアップ接種リーフレットを参考に作成
ワクチンの種類 効果
2価(サーバリックス®) HPV感染の50~70%を防ぐ
4価(ガーダシル®)

9価(シルガード®9)
※令和5年4月から追加

HPV感染の80~90%を防ぐ

どのワクチンを接種するかは、接種する医療機関に相談してください。 
感染予防効果を示す抗体は少なくとも12年維持される可能性があることが、これまでの研究で分かっています。

HPVワクチン接種の有無と接種年齢ごとの子宮頸がんの発生比率画像データ元:山口県リーフレット「みんなで知ろう 子宮頸がん予防HPVワクチン」


16歳頃までに接種するのが最も効果が高いですが、それ以上の年齢で接種しても、ある程度の有効性があることが、国内外の研究で示されています。
16歳を超えて接種した場合においても、明らかな安全性の心配は示されていません。
性交渉の経験後でも、まだ感染していないHPVの予防効果が期待できます。ただし、すでに感染しているウイルスを排除する効果はありません。

4.HPVワクチン接種の主な副反応

筋肉注射なので、接種直後は、注射部分の痛みや腫れなどの症状が起こることがあり、まれに重いアレルギー症状や神経系の症状が起こることがあります。

HPVワクチン接種後の主な副反応1

【接種後の重篤症状について】
因果関係があるかどうか分からないものや、接種後短期間で回復した症状を含めて、 HPVワクチン接種後に生じた症状として報告があったのは、 接種10,000人あたり、サーバリックス®またはガーダシル®では約9人、シルガード®9では約3人です。 このうち、報告した医師や企業が重篤と判断した人は、 接種10,000人あたり、サーバリックス®またはガーダシル®では約5人、シルガード®9では約3人です。​

万が一、健康被害が生じた場合は、「予防接種健康被害救済制度<外部リンク>」もしくは「医薬品副作用被害救済制度<外部リンク>」の対象となります。

5.公費でのHPVワクチン接種対象者

(1)周南市に住民票がある小学校6年から高校1年相当の女子は、公費(原則自己負担なし)で接種を受けることができます。

(2)平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの女性で、過去にHPVワクチンを合計3回の接種を完了していない方は、令和7年3月31日までの期間限定で、公費(原則自己負担なし)で接種ができます。
ただし、令和4年4月1日から令和7年3月31 日までに1回以上接種している方は、条件つきで接種期間が延長されます。
詳しくはこちらをご覧ください。

キャッチアップ接種(時限的に従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行うこと)について、詳しくはこちら(厚生労働省)<外部リンク>

6.接種費用

無料(指定医療機関で、令和7年3月31日までに接種した場合)
ただし、令和4年4月1日から令和7年3月31 日までに1回以上接種している方は、条件つきで接種期間が延長されます。
条件に該当しない方は、公費(無料)の対象となりませんのでご留意ください。​
詳しくはこちらをご覧ください。
※無料接種期限を過ぎると、最大10万円の費用がかかります。

接種スケジュールはこちら [その他のファイル/67KB]でご確認ください。

【該当の方は接種費用の払い戻しができます】
平成9年4月2日から平成17年4月1日の生まれの女性が、定期接種の対象年齢を過ぎてから令和4年3月31日までの間に自費でHPVワクチンを接種した場合は、接種費用の払い戻しができます。詳しくは、こちらをご確認ください。

7.接種のしかた

(1)周南市内の医療機関を選ぶ [PDFファイル/210KB]
 学業や就労などの理由により、周南市外で接種を希望される場合は、こちらをご参照ください。事前申請が必要です。

(2)医療機関に直接予約※このホームページから予約はできません。

(3)接種

注射が苦手な方や、少しでも不安に感じていたり、疑問がある場合は接種前に医師に相談しましょう。

持っていくもの

  • 母子健康手帳
  • 本人確認ができるもの(健康保険証、運転免許証、マイナンバーカードなど)

予診票は指定医療機関 に備え付けています。​

8.接種後に不安や疑問がある方へ

接種後に体調の変化や気になる症状が現れたら、まずは接種を行った医師にご相談ください。また、HPVワクチン接種後に生じた症状の診療を行う協力医療機関をお住まいの都道府県ごとに設置していますが、協力医療機関の受診にあたっては、接種を行った医師またはかかりつけの医師にご相談ください。協力医療機関は、こちら [PDFファイル/93KB]をご覧ください。

9.HPVワクチンに関するQ&A

 

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