令和6年4月1日から、五種混合ワクチンの定期予防接種が始まります。
五種混合(DPT-IPV-Hib)ワクチンは、従来の四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)ワクチンとヒブワクチンが一緒になったワクチンです。
種類 | 無料で接種できる年齢 ※「~に至るまで」とは、〇〇か月の前日まで |
標準的な接種年齢 | 接種間隔・回数等 |
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五種混合
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第1期
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1期初回 生後2~7か月 |
1期初回 20日以上の間隔で3回 |
1期追加 1期初回接種終了から |
1期追加 初回終了後6か月以上の間隔で1回 |
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四種混合 |
第1期 生後2~90か月に至るまで |
1期初回 生後2~12か月 |
1期初回 20日以上の間隔で3回 |
1期追加 |
1期追加 初回終了後6か月以上の間隔で1回 |
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ヒブ感染症 (四種混合を接種 した場合に接種) |
生後2~60か月に至るまで | 2~6か月 |
【生後2~7か月に至るまでに開始】 |
【生後7~12か月に至るまでに開始】 初回接種:27日以上の間隔で2回 |
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【生後12~60か月に至るまでに開始】1回のみ | |||
小児の肺炎球菌感染症 |
生後2~60か月に至るまで | 2~6か月 |
【生後2~7か月に至るまでに開始】 |
【生後7~12か月に至るまでに開始】 初回接種:27日以上の間隔で2回 追加接種:生後12か月以降に、初回接種終了後60日以上の間隔で1回 ※初回2回目は生後24月に至るまでに行い、それを超えた場合は行わない(追加接種は可)。 |
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【生後12~24か月に至るまでに開始】 60日以上の間隔で2回 |
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【生後24~60か月に至るまでに開始】 1回のみ |
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BCG (結核) |
生後1歳に至るまで | 5~8か月 | 1回 |
麻しん風しん (MR) ※注3 |
第1期 |
1歳 |
1回 |
第2期
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幼稚園・保育園の最年長クラスの児童 | 1回 | |
日本脳炎 |
第1期 |
1期初回 3歳 |
1期初回 6日以上の間隔で2回 |
1期追加 4歳 |
1期追加 1期初回終了後6月以上の間隔をおいて1回 | ||
水痘 |
生後12~36か月に至るまで | 1歳 |
初回接種:1回 |
追加接種:初回終了後3月以上の間隔をおいて1回 ※過去の任意接種歴(接種費用自己負担)により、受けられる接種回数が以下のように変わります。 *2回接種済:接種の必要はありません。 *1回接種済:前回の接種日から3か月以上間隔をあけて1回受けてください。 ※すでに水痘にかかったことが明らかな人は、接種する必要はありません。 |
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B型肝炎 ※注4 |
生後1歳に至るまで | 2~9か月 | 3回 27日以上の間隔で2回接種後、1回目の接種から139日以上の間隔をおいて1回 |
ロタウイルスワクチン | 生後6週0日から生後24週0日までに ※1回目は生後14週6日までに行うことが推奨 |
ロタウイルスワクチンは2種類あります。どちらも飲む生ワクチンです。予防効果や安全性に差はありませんが、途中で種類を変えることは望ましくありません。どちらかのワクチンを選んでください。 | 経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン(ロタリックス) 2回(4週間以上の間隔をおいて) |
生後6週0日から生後32週0日までに ※1回目は生後14週6日までに行うことが推奨 |
五価経口弱毒生ロタウイルスワクチン(ロタテック) 3回(4週間以上の間隔をおいて) |
(注1)令和6年4月から混合接種を開始される方は、五種混合ワクチンを基本としますが、当面の間は、四種混合とヒブワクチンの使用も可能としています。
令和6年3月末までに四種混合ワクチン、ヒブワクチンを1回でも接種された方は、引き続き、四種混合ワクチン、ヒブワクチンを決められた回数接種してください。
(注2)令和6年10月1日から、小児肺炎球菌感染症に係る定期の予防接種の実施方法について、沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)を追加し、沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV13)を定期接種に用いるワクチンから除きます。令和6年10月1日以降は原則として、沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)を使用しますが、当面の間、これまでの沈降15価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV15)が使用されることもあります。
(注3)希望のある場合は、麻しん、風しん単抗原ワクチンの接種も可能ですが、単抗原ワクチン接種を実施していない医療機関もございますので、あらかじめ医療機関にお問合せください。
(注4)母子感染予防のために抗Bs人免疫グロブリンと併用してB型肝炎ワクチンの接種を受ける場合は、健康保険が適用されるため、定期接種の対象外となります。
定期予防接種実施要領の改正により、令和2年10月1日より種類が異なるワクチンを接種した場合の接種間隔の制限が、一部変更になりました。
詳しくは、厚生労働省のホームページ<外部リンク>をご覧ください。