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高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施

印刷用ページを表示する更新日:2024年7月9日更新 <外部リンク>

高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施

高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施とは、令和2年4月に「高齢者の医療の確保に関する法律」が改正され、市町村が高齢者の保健事業と介護予防を一体的に実施するための体制が整えられました。

これまで、医療保険者による保健事業と介護予防事業は別々に実施されてきましたが、フレイルを予防し健康寿命を延伸するため、それらを切れ目なく一体的に実施していく取り組みです。

周南市でも令和4年度より、取り組みを開始しています。

事業概要

​(1)健診・医療・介護情報に関するデータを活用し、地域の健康課題を分析します。

(2)フレイルリスクの高い高齢者に対して、保健師、歯科衛生士等が家庭訪問や電話などの個別支援を実施します。(ハイリスクアプローチ)

(3)高齢者が自ら介護予防活動に取り組めるよう、「住民運営通いの場」において、保健師、歯科衛生士、看護師等が健康教育や健康相談、健診受診勧奨、口腔体操支援などを実施します。(ポピュレーションアプローチ)

  市町村の実施のイメージ図

【高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施の事業概要(厚生労働省資料)】

周南市の取り組み

 
  事業 事業内容 R4年度実施地区 R5年度実施地区
ハイリスクアプローチ ■健康状態不明者対策 健診・医療・介護のいずれも2年間利用がない者について健康状態を把握し、健診受診や住民運営通いの場への参加を勧奨。必要に応じ、医療機関受診や介護保険サービス利用につなぐ。

今宿、菊川地区         

周陽、富田東地区

■口腔機能低下防止事業 オーラルフレイルリスクの高い者に対し、口腔機能に関するアセスメントを行い、歯科疾患予防のための口腔清掃や歯科医療機関の受診及び歯科保健指導を行う。 鹿野地区 須々万、鹿野地区
ポピュレーションアプローチ ■口腔体操支援事業 住民運営の通いの場等において、参加者のオーラルフレイの状態を把握する。参加者の状態に合わせ、フレイル予防や歯科疾患の予防に関する健康教育や健康相談を行う。

須々万、鹿野、菊川地区

須々万、鹿野、菊川、富田東地区
■住民運営通いの場支援 住民運営の通いの場等において、フレイル予防のための健康教育や必要時の個別相談を実施する。 (フレイル状態の把握、体力測定、健康教育、相談窓口に関する情報提供等を実施) 須々万地区 周陽、富田東地区

フレイルとは?

「加齢によって心身の活力が低下した状態」のことで、「健康状態」と「要介護状態」の間にある「虚弱状態」を指します。フレイルを放置すると、坂を転がり落ちるように要介護状態になる可能性が高くなります。

しかし、早く気づいて予防をすれば、健康状態に戻すことができます。また、フレイルは高齢者だけの問題ではありません。比較的若年の方や働き盛りの世代でもフレイルに該当する人がいることが分かっています。

高齢者の健康状態の特性

【高齢者の健康状態の特性等について(厚生労働省資料)】