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危険物貯蔵庫跡

印刷用ページを表示する更新日:2025年4月1日更新 <外部リンク>
危険物貯蔵庫

点火試験場の少し南側の山の斜面には、法面(のりめん)をくり貫いて造られた、分厚いコンクリート製の危険物貯蔵庫があります。
当時は油庫と呼ばれていたこの施設の中には、「回天」の燃料であるケロシンや水上偵察機の航空燃料などが保管してあり、空襲を受けた際に起こる引火などを防ぐことを目的に設置されたものです。
内部は、半円形の形状をしており、その広さは、およそ10m×10mあります。
基地の中で最も危険な「回天」や魚雷の実用弾頭は、終戦時の軍事施設の引き渡し資料では、その起爆装置である信管などと一緒に訓練基地まで続くトンネル内に保管されていたことになっています。