それでは、まず最初に「高瀬郵便局での診療開始」についてお知らせします。
和田地区は、平成28年に地元医院が閉院後、医療機関のない地区となっており、地元からも新たな診療体制に対する要望が寄せられておりました。
そこで、新たな取り組みとして、日本郵便株式会社のご協力をいただき、本年7月から、高瀬郵便局を活用した、診療を開始いたします。
この、郵便局を活用した診療の実施は、全国初の取り組みとなります。
診療は、鹿野診療所の長沼医師が行います。
長沼医師は、平成28年まで和田地区で開業されていた長沼医院院長のお孫さんであり、地元の方は、この度の診療開始に大変期待をされています。
それでは、概要について、ご説明いたします。今回の取り組みには二つの特徴がございます。
一つ目は郵便局のスペースを活用して、診療が行われるということです。
二つ目は対面診療とオンライン診療を組み合わせて、巡回診療を行うということです。対面診療、オンライン診療とも診察は、高瀬郵便局内に設けた、和田巡回診療所で行います。対面診療は、医師が巡回診療所にまいりますが、オンライン診療は、鹿野診療所にいる医師と巡回診療所を回線で繋ぎ、画面をとおして診察することになります。
オンライン診療において、一番の課題であった機器の接続については、郵便局職員のサポートを受けることができますので、安心して診療を受けられます。なお、原則、初回の診療は対面診療となりますが、その後の診療については、患者さんと相談しながら、症状に応じて、医師の判断によりオンラインでの診療も可能です。また、薬の処方についても、薬局と巡回診療所をオンラインで繋ぎ、服薬指導を行った後、郵送で患者さんのご自宅へ届けられます。
今後、和田地区の皆さまをはじめ、多くの方に巡回診療所を利用していただけるよう、7月16日のオープニングセレモニー後の、第1回目、2回目の診療日となる7月23日と30日は対面診療の日としております。健康に関するご相談や予防接種なども行いますので、多くの方にご利用いただけたらと思います。今後とも、地域の皆さまが住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、医療体制の充実に取り組んでまいります。
7月は、「社会を明るくする運動強調月間」「青少年の非行・被害防止全国強調月間」でございます。
周南市では、この取り組みの一環として、「少年の主張コンクール周南大会」と、同時開催する「第74回社会を明るくする運動」、「青少年非行防止推進周南大会」を、令和6年7月6日土曜日の10時から、周南市学び・交流プラザ 多目的ホールにおいて行います。
この大会は、昭和63年度に合併前の徳山市で「少年の主張コンクール」として始まった歴史ある大会です。
小学生や中学生が、学校生活や日常生活を通じて考えている事や想いを、作文や標語、4コマコミック、文字デザインに込めて大人や同世代に訴えることで、「青少年に対する理解」を深めていただこうというものです。
市内小・中学生から応募いただいた「少年の主張作文」、「標語」、「文字デザイン」、「4コマコミック」、「社会を明るくする運動作文」の受賞作品の発表及び表彰を行います。なお、受賞者のお名前は、大会当日に発表させていただきます。
また、当日の司会進行につきましては、桜ケ丘高校放送部の皆さんにお願いしております。
多くの作品の中から感性豊かなすばらしい作品が受賞しています。ぜひ多くの市民の皆様に、子どもたちの思いやメッセージに触れていただきたいと願っております。市民の皆様への、ご周知をよろしくお願いします。
最後に「パパもママも一緒に、家族でえがお、産後のほっとタイム」の開催についてお知らせします。
これは、はじめて育児を行う産後5か月未満のご夫婦が、育児の楽しさを感じられるように、リラックスした空間で、仲間づくりや専門職への相談ができる産前産後サポート事業の一つです。
これまでの取り組みでは、お母さんへの支援が中心でしたが、新たにお父さんへの育児支援も行うことで、子どもをまんなかに家族みんなで子育てができるようサポートしていくものです。
これまでに、お父さんから「抱っこしても泣いてしまう」、「はじめての育児でどうしたらいいかわからない」、「子どもが寄って来てくれない」などの声を多く聞いてきました。
そこで、育児への思いが高まる産後間もないタイミングで、お子さんへの関り方など基本的な育児を父親も含めてご家族で学んでいただいたり、さまざまな悩みや相談にも、保健師や助産師、保育士などの専門職が応じます。今後2か月に1回を目途に、定員8~10組で継続していく予定です。
今回は遠石市民センターで実施しますが、産後の父親や母親が、少しでもリラックスできる空間作りを意識して、皆様の声を伺いながら、色々な場所やスタイルで開催していきたいと考えています。
第1回目は、既に定員に達したため、残念ながら今回は受け付け終了となりました。
今後の開催案内は、赤ちゃん訪問時のチラシの配布や、ホームページへの掲載、子育てアプリでのプッシュ通知、SNSなどで情報発信
してまいりますので、多くのご家庭に利用していただきたいと思います。
また、本市では、今回お知らせする取り組みだけでなく、別にお配りしている資料のとおり、多くの子育て支援策を実施しております。
これらの施策を広く知っていただくことで、本市で子育てを希望する方を増やしていきたいと考えています。