それでは、「地区対抗!100日間ウォーキングチャレンジ」についてお知らせします。
近年、コロナ禍や夏の猛暑などの影響で、運動をする市民の数が減少傾向にあります。
さらに、地域でスポーツ振興を担うスポーツ振興会も、ニーズの多様化や高齢化、担い手不足などにより、活動が低調となっている状況もございます。
こうした課題を解決するため、本市は今年度、笹川スポーツ財団のプログラムを活用することといたしました。
笹川スポーツ財団は、"Sport for Everyone 社会"の実現を目指し、年齢や国籍、障がいの有無に関わらず誰もがスポーツに触れ、楽しみ、支え合える社会の実現を目指して活動しておられます。
ボートレース徳山がある本市は、以前から日本財団にはお世話になっており、日本財団の出資を受けて設立された笹川スポーツ財団とも、スポーツ振興に関する様々なご助言をいただいております。
私も昨年は理事長とゼオンアリーナ周南でスポーツを通じてのまちづくりについて対談をさせていただきました。
そしてこの度、スポーツで社会課題を解決し地域を活性化する「SSFアクティブチャレンジ2025」の活用をご提案いただきましたので、アクティブチャレンジ実行委員会を立ち上げ、以下の3つの取り組みを進めていくことといたしました。
一点目、子どもの運動・スポーツへの関心や体力の低下を防ぐためのACPの普及
二点目、地域のスポーツイベントの開催支援
三点目、全市民を対象とした運動習慣の向上
この三点目の取り組みとして、「地区対抗!100日間ウォーキングチャレンジ」を開催いたします。
このイベントは、令和7年10月14日から100日間、市内の31地区がウォーキングの歩数を競い合うものです。参加率と平均歩数の2部門を設けており、人口規模に関わらず、すべての地区が公平に競い合うことができることとしており、優秀な成績を収めた地区には、賞品を贈呈します。
参加にあたっては、期間中に歩いた歩数をチラシにある二次元コードからご報告いただくか、報告書を市民センターまたは市スポーツ振興課へご提出いただく二つの方法がございます。
このイベントは、個人ではなく地区対抗とすることで、地域のスポーツ振興会の活動を活性化し、一体感を生み出すことを目指しています。
ご家族やお友達を誘って、楽しみながら運動習慣を身につけましょう。皆様のご参加を心よりお待ちしています。
次に、高校生に向けたライフデザインワークショップの開催についてお知らせします。
この事業は、高校生が自らの将来について主体的に考え、自律的な選択ができるように支援することを目的に、少子化対策の一環として、若者向けに新たに展開する取り組みです。
近年、若者が将来に対して漠然とした不安を抱える傾向が見られると言われていますが、進学、就職、結婚、子育てといったライフイベントだけでなく、健康、生活、仕事などについて、多様な価値観や選択肢を知ることで、将来への不安を払拭し、変化を前向きに捉える意識を育みたいと考えております。
主な内容として、来る10月6日、山口県立徳山高等学校の2年生を対象に、外部講師によるライフデザインに必要な知識を学ぶ講義や、学生同士が意見を交わすグループワーク、そして、市内の子育て家庭との交流会を実施する予定です。
これらの活動を通じて、学生が多様な価値観や、仕事と子育ての両立のあり方などについて、具体的に学び、考えることで、人生の選択肢が広がり、希望を持って未来を設計するきっかけを提供したいと考えております。
本事業が、若者の明るい未来を後押しし、希望の実現に近づくことができるよう期待しております。